フィリピン留学事前学習 文法参考書ならこれ!- “ Grammar In Use ” とは!?

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文法参考書ならこれ!- “ Grammar In Use ” とは!?

▲フィリピンへの語学留学。出発前、事前に英語学習をするのにテキストは、どんなものを使えばいいのでしょうか。

留学前の事前学習でしておくべきことは何かという質問をよく聞きます。

多くの人が、答えているとおり、これへの答えはシンプルに語彙力の強化と文法での基礎作りです。

会話の練習であれば、噛み砕いた簡単な英語で話すことはできても文法の説明は、簡単に話すということには限界があります。 特に、細かいニュアンスを英語力初級者が感じ取るのはとても難しいでしょう。

授業の中で受けた文法の説明を、完全に理解できないこともあります。それを補うために、日本語で書かれた英文法書を1冊は持って行かれることをオススメします。 出来るだけ自分に合う本、読むのが面白かったり、説明があたまにすくすく入ってくるものをよく探しておくのがよいです。

さらに、事前にその一冊を最初から最後まで目を通せておけたら、なお良いでしょう。決して、それら全てを覚える必要はありません。こういった意味の構文があるんだな、その程度でも結構です。それが頭のどこかに入っているだけでも、フィリピン現地にて語学学校で学ぶ際、英語で説明される文法の理解度を高める効果があるのです。

そして、さらにおすすめなのが英語で書かれた文法書に目を通して、事前学習をしておくことで、英語で説明される、文法の説明に慣れておくことです。

今日はそんな英語で書かれた文法書をご紹介します。

目次

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文法参考書ならこれ!― なぜ文法が必要か!?

▲英語が話せるようになるためには、文法の学習をするよりも、少しでもスピーキングの授業を多く受けた方がいいと考える人がいますが、文法の基礎がない人が、フィリピン人の講師とのフリートーキングだけで、果たして、効率的に英語力があがるのでしょうか。

人が人と意思疎通をしたり、状況説明をする、つまり会話するためには、単語だけで成り立たせるのは限界があり、文章を組み立てることが必要です。そして、文章を組み立てる上で、話す側と聞く側の中で共通して認識している、ある一定の文章構成の法則がなければ、当然、話す側が伝えたいことが聞く側に伝わらなかったり、 または間違って伝わってしまったりすることになります。

ここでいう、話し手と聞き手が共通して認識しているこの “法則” がつまりは、文法です。

聞いたり、話したりするだけで自然とその言語のルールが身につく年齢ではない大人の英語学習の場合には、やはり文法を学ぶことはとても大事なことなのです。

文法を習う必要性を軽くみる人もいますが、第2外国語として英語を学ぶ際に英語という言語の仕組みを理解して学ぶほうが、生涯の英語学習を考えれば結局、早道であり、そして、一度身につけた英語力を維持することにもつながります。

言語の構造=枠組みが基礎としてしっかり頭に入っていれば、忘れたと思っていても再度英語に触れる機会を作ることで、基礎がないひとよりも蘇る力は高いのです。

いっけん遠回りに見えても、語学留学から帰ってからの英語力をより維持させたいなら文法の学習はおろそかにしないのがいいでしょう。

単語の羅列だけでなく、文法を駆使して文章を話すことで、単語だけでは伝えきれない細かいニュアンスを伝えられるようになり、相手と話す内容の幅が広がり、 文章を深く読み進めることができるようになれば、どれだけ英語が好きで楽しくなるか。ぜひ、その感覚をフィリピン留学で味わっていただきたいと思います。

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文法参考書ならこれ!-Grammar In Use の特徴

それでは、具体的に今回おすすめする文法書についてご案内していきましょう。

Grammar In Use は、すべて英語で書かれた文法書です。内容は中学校で習うレベルの基本的な英文法がほとんど載っています。すべて英語ですが、簡単な英語しか使われていないので、初心者の方にもお使いいただけるテキストです。

特徴① 例文が豊富

この本、最大の特徴は、とにかく例文が多い! ということです。説明文を長々と書いたものに比べ、例文が多く並んでいるものの方がさまざまなシチュエーションでの、使い方を学ぶことができます。” will ” と ” be going to ” の違いなども、この本を読んでクリアに理解できます。

例)シチュエーション友人と9時に待ち合わせをしている

I will be late.「遅れます」(まだ9時にはなっていないが、間に合いそうにない場合)

I am going to be late.「遅れます」(既に9時を過ぎている。確実に遅れる場合).

つまり、Willは未来に何か計画している、起こることが確定していない場合に使用。反対に、be going to は、近い未来に起こることが、確定している事柄について述べるときに使用します。

そういったことがイラストや例文を使用して、分かりやすく説明されています。

特徴② 文章構成能力の向上

左右のページの用法が異なります。左ページには、絵を使った説明とたくさんの例文、右ページにはそれを用いた練習問題が書かれています。

この練習問題は、絵から状況を判断して自分で文章を構成したり、テキストで提示されている状況の際、あなたならどうするか、というように左ページの内容を踏まえて、自分で状況をイメージしながら文章をいちから自分で構成していきます。

文章構成能力を鍛えることは、会話をする上でとても重要であり、また、内容も実践的ですし、日常会話ですぐ使うことができます。

特徴③ 豊富な種類

Grammar In Use にはイギリス版とアメリカ版があり、それぞれ初・中・上級と分かれています。また、CD付き、解答つきなども選べます。インターネットなどでも気軽に買えます。

ちなみに、フィリピンで使用されるのはアメリカ版が多くなります。

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文法参考書ならこれ!-どうして Grammar In Use は効果的なのか?

英語を使えるようになるためには当然、英語に触れる時間をできるだけ長くもつということが重要です。そして、英語脳にするためには、できるだけ日本語を使わないことです。

このテキストにはたくさんの例文が書かれているので、日本の文法書に多い説明が多いものに比べると見やすく、視覚からの理解も可能なため記憶に残りやすいです。

日本のテキストをはじめ多くの文法書は、より理解してもらうためにたくさんの説明をしてくれます。その後に、どのように使うかを2つほどの例文で示します。ところが、Grammar In Use ではこれが逆です。2行の説明に7つの例文といった感じです。

説明が長いと読んでいる途中に飽きてしまったり、理解できない部分があると、そのトピックを飛ばしてしまったりします。例文が並んでいるほうが使うシチュエーションを想像しながら読み進めることができますし、視界からも理解しやすいのでより記憶に残る勉強法だと言えます。

視覚からの情報にイメージを加えることで、理解力や記憶に残りやすい仕組みになっています。さらに基本的な文法のテキストということもお勧めのポイントです。

たとえば大学受験用のテキストは基本のみならず、英語のすべてを網羅するべく細部まで書かれています。細部の情報は日常会話では使うことが少なく、試験などの合格のために学びます。

初級者がこのような使用度が低く、難易度の高い文法に気をとられてしまうと基本的なことを学べないことになります。しかし Grammar In Use の扱う基本を使うと、ほとんどのことが言えるようになり、万が一会話の途中にわからない文法が出てきても、 相手に噛み砕いて話してもらうことで、この本の文法を理解していれば他の言い方に置き換えて伝えることが十分に可能です。

● Grammar In Use の活用法

勉強方法は個人の理解方法やレベルによって異なります。ここでは基本的な使い方をお伝えします。

まずは左ページの説明を読んでください。その後に右側の回答に答えてください。このときにテキストへの直接の書き込みは控え、ノートに書き込んでください。

Grammar In Use を1周しただけでは覚えきることはできません。最低でも3周することをお勧めします。回答する際に答えられなかった問題にチェックをつけておくと次回の周で効率的に進めていくことができます。

さらに、英語を本気で覚えたいという根気がある方には、丸写し法をお勧めします。ノートには答えだけでなくすべてを書き込みます。

このとき注意するのが、1文をしっかり理解して暗記してからノートに書くということです。1単語1単語見ながら書き写すやり方では、決して記憶には残りません。

またこのテキストの種類には、 CD 付きがあります。CD 付きを選ぶことで聴力を使って勉強ができるので、より記憶に残りやすいです。また、正しい発音も覚えることができます。

文を読み進める際には、声に出して読み進めることも有効な勉強方法です。口を動かし、聴力を使い記憶に残します。特にスピーキングスキルに重点をおきたい方は音読は重要です。問題を解かずに左側のページをすべて暗記できるように、何周も読み返してください。

最後に英語の勉強は、常に目的意識を持ちながら勉強に励むことが重要です。「英語を話すためにこの文法を覚えたい、このシチュエーションでこの表現を使いたい」と、目的意識を持つのと持たないのでは大きな差となります。

ぜひ、Grammar In Use を使って、文法をマスターしましょう!

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